[2023.2.10]レンジ相場継続。方向感は未だ見えず。

❶ 日本時間に米長期金利の急低下。米国時間は上昇。ドル円は引き続き方向感が見えない状況。
❷ 日銀人事と米国経済を取り巻く雇用と消費傾向が不透明。ファンダメンタル材料は不透明感が強く、ボラティリティは拡大する一方。
YS@Investor and Trader 2023.02.10
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の予想

***

◆昨日のチェック項目◆

・🇺🇸新規失業保険申請件数

[前週比]

結果:18.3万件 予想:19.4万件 前回:18.6万件

[継続受給者数]

結果:168.8万件 予想:166.2万件 前回:165.5万件(前回改定値)165.0万件

・🇺🇸30年債入札

最高落札利回り:3.686%

応札率:2.25

➡︎入札不調。

***

◆昨日のドル円相場の特徴◆

9日(木)のドル円は引き続き方向感が見えない状況となります。

先日の米国時間に、複数のFRB当局者からタカ派発言が見られた事で米金利が上昇。米10年債利回りは3.69%まで一気に急上昇しました。これに伴いドル買い圧力も上昇。ドル円は131.82円を記録しました。

しかし日本時間に入ると金利は下落。また日本時間昼頃に突如入った某通信社の騙しヘッドライン(「日銀総裁人事、アベノミクス転換示唆なら調整難航」「白川体制支えた山口元副総裁なら党内まとまらない」)により ”次期総裁がタカ派の山口元副総裁に決まった" との勘違いが投機勢を刺激した事で、ドル売り円買い圧力がさらに拡大しました。

この流れは欧州時間も引き継ぎました。

迎えた米国時間は、米新規失業保険申請件数が冴えない結果となり、ドル円ロング勢の売りが重石となり130.35円まで急落しました。

しかし心理的節目130円を下抜ける事は無く、短期筋のショートカバーもしっかり入った事で引けにかけて131.50円前後まで上昇しました。

***

◆今日のチェック項目◆

・米2月ミシガン大学消費者信頼感指数

・ウォラーFRB理事講演

・米1月財政収支

・フィラデルフィア連銀ハーカー総裁講演

***

◆本日のドル円相場の予想◆

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