[2023.4.21]🇺🇸新規失業保険申請件数が止まらない。米経済の雇用は悪化傾向。
➡︎週報ではテクニカル分析とファンダメンタル分析の両面からアプローチ!
➡︎日報はファンダメンタル分析を中心にドル円の流れを物語形式にお伝えしています!
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の見通し
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸4月フィラデルフィア連銀景況指数
結果:-31.3🔻 予想:-19.6 前回:-23.2
・🇺🇸新規失業保険申請件数
【新規失業保険申請件数】
結果:23.9万件🔺 予想:23.3万件 前回:22.8万件
【継続受給者数】
結果:186.5万件🔺 予想:182.6万件 前回:181.0万件 前回改定値:180.4万件
・🇺🇸3月中古住宅販売件数
【中古住宅販売件数】
結果:444万件 予想:451万件 前回:458万件 前回改定値:455万件
【前月比】
結果:-2.4% 予想:-1.7% 前回:14.5% 前回改定値:13.8%
・🇺🇸3月景気先行指数
結果:-1.2% 予想:-0.7% 前回:-0.3% 前回改定値:-0.5%
・FRBウォラー理事講演
為替に関する目立った発言なし。シリコンバレー銀行以降の銀行システムの件で言及。
・クリーブランド連銀メスター総裁講演
「金融政策は今年、景気抑制的な領域に幾分さらに進む必要があると私はみている。フェデラルファンド(FF)金利が5%を上回り、実質FF金利がしばらくの間プラスの領域にとどまる状況だ。」
「FF金利を現行水準から厳密にどの程度引き上げる必要があり、金融政策をどの程度長期にわたって景気抑制的に維持する必要があるかは、経済と金融の動向次第になる」
「引き締め局面は始まりよりも終わりにずっと近い」
・FRBボウマン理事発言
「インフレ抑制に注力する。」金利の道筋については言及なし。
◆昨日のドル円相場の特徴◆
20日(木)のドル円は一旦の天井を付け、米国時間に急落しました。
・ゴトー日における本邦輸入企業による実需のドル買いを大きな背景に、ドル円は90日移動平均線に沿った形で上昇。日本時間午前に高値134.96円を記録しました。
しかし前日の高値135.12円を超えるパワーは無く、その事実が確認できると短期筋を中心に
ドル円の戻り売りが増加(上値の重さを嫌気した短期筋の見切り売り)
心理的節目で反発は見せるも、日本時間ほどの上昇パワーはありません。
大きく動きが変わったのは米国時間開始前です。
この日の経済指標は軒並み市場予想を下回る結果が示されました。(上記の◆昨日のチェック項目◆参照)
特に🇺🇸経済の土台を支えていると言っても良い雇用面が不甲斐ない結果と年初から増加傾向にあります。
これらを背景に長期金利が急低下。ドル売りが再開したことによりドル円も大きく下落。
米国時間開始後に安値134.01円を記録しました。
その後、FRB当局者たちの発言がありましたが、FF金利については言及されませんでした。(メスター総裁は発言したものの、どっちつかず。)これによりドル円の動きは限定的となり、翌日の日本時間へ動きを引継ぎました。
◆今日のチェック項目◆
・🇯🇵3月CPI
・🇺🇸4月製造業・非製造業PMI速報値
・クックFRB理事講演
◆本日のドル円相場の見通し◆
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