ドル円、139円の壁突破が期待されるも願い叶わず。6/1のXデーまでに再トライあるか?2023.5.24
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◆昨日のドル円相場の特徴◆
23日(火)のドル円は高値を再度更新する動きとなりました。

日本時間の午前に日経平均株価が上昇。直近最高値を更新します。この動きにより円売り圧力が強まりドル円が大きく上昇します。
他にも23日夜の米国にて、下記2点のイベントが見受けられました。
・FRB当局者のタカ派発言
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「FRBはさらに利上げしなければならないかもしれない」
・債務上限問題が進捗
マッカーシー米下院議長が債務上限問題の合意に対して「合意に達しなかったが協議は建設的だった」との楽観的発言
バイデン米大統領も「債務不履行の選択肢はないという点で米下院議長と一致した」と発言
これらが米金利を上昇させた事で、円売り&ドル買いを呼び込んだ事でドル円が上昇。日本時間午前に138.88円を記録します。
しかし日本時間の昼休み明けに日経平均株価が急落。日経先物は引け後も止まらず下がり続けた事で欧州時間はリスク回避の円買い圧力が強まります。


急ピッチな上昇に対する反動売りも強まった事で、ドル円は欧州時間にこの日の安値138.25円を記録します。
しかし米国時間に入ると米長期金利の上昇をメイン材料にドル円は再び上昇。FRB当局者の更なるタカ派発言(ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「インフレ率が高止まりした場合、追加利上げが必要となる」)や発表された経済指標(米5月総合PMI速報値、米4月新築住宅販売件数)が好感されドル円は日本時間に記録した高値を更新。138.91円を記録しました。
非常に上昇圧力が強い状態です。
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸5月総合PMI速報値(結果:54.5 予想:53.0)
・🇺🇸4月新築住宅販売件数(結果:68.3万件 予想:66.5万件)
・🇺🇸5月リッチモンド連銀製造業景気指数(結果:▲15 予想:▲8)
◆本日のドル円相場◆
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