[週報]先週(3/20 - 3/25)の振り返りと今週(3/27 - 3/31)の戦略
② 週中から週末にかけてはFOMC後に米金利が大きく下落。ドル円は一時130円を割れる。
③ 通貨による避難先事情は円に集中(スイスが金融不安の震源となりうる状況のため)
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目次
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先週(3/20 - 3/25)の振り返り
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今週(3/27 - 3/31)の予想
先週の振り返り
先週のドル円は132.50円の寄り付きスタート。130.70円前後のエンドとなりました。

週初から週中にかけて、
・UBSグループによるクレディ・スイス買収
・主要6中銀(🇺🇸FRB・🇪🇺ECB・🇯🇵BOJ・🇨🇳BOC・🇬🇧BOE・🇨🇭SNB)のドル資金供給支援策
・イエレン財務長官による銀行市場が窮地に陥った時の支援を謳うポジティブ発言
「他の中小金融機関で預金の大量流出が発生した場合は連邦政府が再び介入する可能性がある」
これらが不安視される銀行界隈の懸念を和らげリスクオンが再開。市場心理が改善されたことで株式市場を中心に価格が急反発。米金利も上昇した事でドル買い圧力が上昇。
これによりドル円は週初から週中にかけて大きく上昇。週間高値133.01円を記録しました。
しかしイエレン財務長官が自身の発言を一部否定した事によりドル円は下落トレンド再開。
「預金保険の適用範囲について大幅な拡大は検討していない」
市場はFOMCの結果を待ちます。注目されたFOMCですが、結果は25bpの利上げ。声明文においては「継続的な利上げ」の文言が削除されていました。
ドットチャートは2023年は利下げをしない事を示唆。パウエル議長の記者会見では「利上げ休止も検討した」とのハト派発言が見られました。
これらを材料に、米金利が一気に低下。(🇺🇸2年債利回りは4.25%➡︎3.56%、🇺🇸10年債利回りは3.64%➡︎3.29%)
リスクオフ再開となりました。ドル円チャートにおいては、心理的節目である130円を割ってしまった事で短期筋のロスカットが増えた事で大きく下落。週間安値129.65円を記録しました。
その後130円まで値を戻し、週終わりには130.70円まで回復しました。
今週の予想

現在、ドル円の日足ローソク足は主要なサポートポイントを軒並み下抜けしている状況です。4時間足においては三役逆転が継続中。先週は心理的節目である130円も割ってしまいました。
世界の金融情勢を見ても、
UBSがクレディスイスを救済買収したことや主要中銀のドル資金供給支援策など一時的に不安が後退していますが、本質的な解決には何も至っておりません!!
(事実、週末には銀行信用不安により欧州ならびに各国の銀行株(ドイツ銀行やバークレイズなど)が急落しています。)
また今回は厄介な事が一つあります。
通貨市場においては、一般的にリスク回避局面で買われる通貨は「日本円」「米ドル」「スイスフラン」が挙げられます。
今回の金融システム不安の震源地は🇺🇸と🇨🇭です。この場合、必然的に「日本円」が選好されやすい地合いになっていくので、当面はドル売り円買いトレンドが強いと言って良いと思考します。
さて、今週は植田日銀体制下の初陣となる週です!世界的に円買いでの反応に注意が必要でしょう!
次に目指すは、今年の年初に記録した127.22円。これを割る事です!今週もショートで稼いでいきましょう!
特に有料会員の皆様は共に爆益を狙っていきましょう!!今週もよろしくお願いします!!
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