12/8(水)の為替市場のまとめ
おはようございます。
EU内で最も力を持つ仲介役の🇩🇪メルケル首相が長い政権活動に幕を下ろしましたね。
ドイツ史上初の女性首相としてプレッシャーを跳ね除け、ユーロ危機、クリミア危機などの外交対応や、ドイツの経済成長や健全財政の維持にとても貢献されました。
国民からの支持も強く、コロナ感染症対策のテレビスピーチは記憶に残る人も多いでしょう。16年間もメルケル政権が続いた理由が分かりますねん。
それではドル/円を中心に12/8(水)の為替相場を振り返っていきましょう!
東京外国為替市場の動向



巨額債務で経営危機に直面している中国恒大集団が、一部米ドル建社債の利払いを猶予期限内に実施できず、初の債務不履行(デフォルト)に陥ったと言うニュースを受けて、東京市場はスタートしました。
東京外国為替市場でドル円の動きは鈍かったです。15時時点で113.50円と12時時点(113.51円)と大差はありませんでした。
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への懸念が後退し、投資家が運用リスクをとる姿勢が強まった為、ハイテク関連を中心に買いが広がり、日経平均株価は上がりました。
昼休み明けの午後には日経平均株価が一時440円超高まで上げ幅を広げる様子も見られたが、ドル円に反応はありませんでした。
ロンドン外国為替市場の動向



ロンドン市場は東京市場の流れを引き継ぐ形で始まりました。一時は強まりかけたリスク選好的な動きに巻き戻しが入り、再び米長期金利が低下したことから、安全通貨(円、スイスフラン)の買いが目立ちます。
また🇬🇧ジョンソン首相がオミクロン株の感染拡大を抑制するために、新たな規制をイングランドで導入予定とニュースが流れたことを皮切りにポンドが世界中で売られ、安全通貨の需要が加速しました。
しかしその数分後、🇺🇸ファイザー社と🇩🇪ビオンテック社が3回のワクチン接種で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」を中和させられるとの報道が入り、円は一気に売られました。
ニューヨーク外国為替市場の動向



ニューヨーク市場はオープンして間もなくはドル円はボックス相場を維持していました。24時時点では113.86円と22時時点(113.75円)と比べて11銭程度のドル高水準となりました。
しかしニューヨーク時間中頃に、米エネルギー省が原油在庫が市場予想よりも小幅な取り崩しに留まる事を発表しました。
これによりドルが売られ、ドル円は113.65円辺りを推移し始めました。
1日のふりかえり
為替は難しいですね。一つ一つのニュースが大きな影響を与えます。周りを取り巻く環境によって、注目されるニュースも変わっていきます。今は金利と原油と用心発言に特に敏感ですね。
とりあえずファイザー社、ビオンテック社には救われましたね。あのニュースが無ければ、円高はズルズルと続いていたかもしれません。
目先に残る大きな問題は、🇺🇸利上げ問題と債務上限問題ですね。あぁ...疲れる...。
今日もトレード頑張りましょう!
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