🇺🇸JOLTS労働力調査の悪化がトリガーに。ドル円、下落トレンド続く。(2022/10/4)

❶ 🇺🇸指標の不甲斐ない結果により🇺🇸長期金利が低下。ドル円も144円を割る状況。
❷ 🇺🇸金利が低下する中、欧州株式市場が堅調推移。ドル売り・ユーロ買い圧力上昇。一時パリティ割り回復
❸ ドル円は以前として上値が重い。
❹ 本日はADP雇用統計。
YS@Investor and Trader 2022.10.05
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の予想

***

◆昨日のチェック項目◆

・🇺🇸8月製造業受注

(結果:0% 予想:+0.2% 前回:-1.0%)

・🇺🇸8月耐久財受注

(結果:-0.2% 予想:-0.2% 前回:-0.2%)コア(結果:0.3% 予想:0.2% 前回:0.2%)

・🇺🇸8月JOLT雇用動態調査

(結果:1005.3万人 予想:1108.8万人)

・FRB当局者の発言

(ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁発言)

「政策金利はまだ景気抑制的な領域に達しておらず、政策引き締めの道のりは先がかなり長い」

(FRBジェファーソン理事発言)

「われわれはインフレ高進への対応で大胆に行動してきた。今後もさらなる必要な措置を講じることにコミットしている」「私も同僚も、インフレ率を2%に戻す決意だ」

(サンフランシスコ連銀デーリー総裁発言)

「失業率が高くなるのはやむを得ないが、金利が4.5%は妥当なレンジだと考える」
***

◆昨日のドル円相場の特徴◆

4日(火)のドル円は昨日同様、上昇と急反落を見せました。

・北朝鮮による日本上空を通過する弾道ミサイルの発射(リスク回避の円買い圧力上昇)

・🇺🇸金利低下(ドル売り圧力上昇)

これらが重石となりドル円は日本時間の午前に144.41円まで下落しました。

しかし、日経平均株価の大幅上昇が好感され短期筋のショートカバーが反応。為替市場の背景に日米金融政策格差(ドル買い・円売り)もある事からドル円は日本時間昼に144.91円まで上昇しました。

伸びが強かったドル円ですが心理的節目である145円を超える事はできませんでした。

・日銀の為替介入に対する強い警戒感

を背景に、欧州時間から米国時間にかけてショート要因が増えていきます。

・ドル円が145円に近づくにつれてショートポジションが増大。

・🇺🇸金利低下に伴うドル売り圧力の上昇

(🇺🇸10年債利回りは3.56%まで急低下)

・🇺🇸労働省が発表したJOLTS労働力調査が市場予想を大きく下回る結果

(結果:1005.3万人 予想:1108.8万人)

・心理的節目144円を割った事による短期筋のロスカット

これらが要因となり、ドル円は米国時間午後にかけて143.90まで急落しました。

***

◆今日のチェック項目◆

・🇺🇸MBA住宅ローン申請指数

・🇺🇸9月ADP雇用統計

・🇺🇸8月貿易収支

・🇺🇸9月総合PMI

・🇺🇸9月ISM非製造業景況指数

・アトランタ連銀ボスティック総裁講演

***

◆本日のドル円相場の予想◆

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