[週報]先週の振り返りと今週の戦略
❷ 鈴木財務大臣の日経記事否定とワシントン経済クラブでのパウエル議長のハト派発言、新たな日銀人事サプライズ報道ででドル円下落
❸ 次期日銀総裁候補である植田和男のハト派発言でドル円のショートカバー大きく働く。
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目次
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先週(2/6 - 2/10)の振り返り
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今週(2/13 - 2/17)の予想
先週(2/6 - 2/10)の振り返り

先週のドル円は、週初から大きく窓を開けて上昇しました。
先々週の金曜日に発表された雇用統計のポジティブサプライズを土台に米金利が上昇。その後日経新聞のサプライズ報道「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診。」によりドル円は窓閉めをする事なく上昇。週間高値132.91円を記録しました。
しかし
・鈴木財務大臣の日経否定発言
「次期総裁任命に関して雨宮氏に打診していない」
・ワシントン経済クラブでのパウエル議長のハト派発言
「商品部門でディスインフレの傾向が見受けられる。住宅サービス部門でも同様の傾向が見られる。」
・🇺🇸失業保険受給継続者の増加
上位3点がドル円下落材料となりドル円は130.35円まで大きく下落します。
その後ショートカバーはあるものの、再び日銀人事のサプライズ報道(次期日銀総裁に元日銀審議委員の植田和男氏を起用する意向を固めた)により日銀金融緩和の早期修正観測が投機筋の間で拡大。
この流れがドル円ロング勢を大規模ロスカットへと導いた事で、ドル円は週末にかけて週間安値129.80円を記録しました。
その後、次期日銀総裁候補である植田和男のハト派発言(「現在の日銀の金融政策は適切」「緩和の継続が必要」)によりショートカバーが働いた事でドル円は再び131.50円前後まで持ち直す形で先週を終えました。
今週(2/13 - 2/17)の予想

ドル円は1/16に記録した安値127.22円をボトムに先週は132.91まで持ち直す場面が見られました。
その後週末にかけて下落はするも既存の下落トレンドに戻るまではありませんでした。
しかしながらテクニカル的にチャートを見てみると、日足において一目均衡表の分厚い雲がアップサイドに存在しています。

また三役逆転が再点灯しようとしている点。

90日移動平均線と200日移動平均線がデットクロス手前である点。

など、総合的に見て地合いはまだ弱い傾向にあるのかなと考えます。
ファンダメンタル的に見ても、
・予想に上がっていなかった植田和男氏の選出により、日銀の金融緩和早期修正の観測が見られた点。
・雇用統計の発表以降、FRB当局者が金融引き締めの長期化を強く発言する場面が多い点。
が新たに浮上しました。
現在のドル円は方向感に欠ける動きが継続していますが、今週火曜日の🇺🇸1月消費者物価指数(CPI)で方向性が示されると思われます。
これらを総合的に見ると、当面はドル売り円売りが継続してメインシナリオになると予想します。
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