【週報】先週(10/3 - 10/7)の振り返りと今週(10/10 - 10/14)の戦略
❷ 週初〜週中はFRBの利上げ姿勢が緩和、米長期金利の急落、雇用統計に向けての調整がドル売りを呼ぶ。
❸ 週中〜週末は米長期金利の反発上昇、FRBのタカ派スタンス再始動、雇用統計の好結果がドル需要を押し上げる。
❹ 以前として日銀為替介入の警戒感残る。
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ディスコード内の様子
目次
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先週(10/3 - 10/7)の振り返り
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今週(10/10 - 10/14)の予想
◆先週(10/3 - 10/7)の振り返り◆

先週のドル円は、週初から週中にかけて大きく下落しました。
・主要通貨国の先行き経済不安
9/28に🇬🇧は市場安定化を目的とした緊急措置を発動。🇬🇧BOEは長期国債買い入れを再開。QTに関しては開始時期を延期する方針
🇦🇺中銀が予想より小幅な利上げ実施(50bpの利上げ予想に対して25bpの利上げ)(🇳🇿中銀は予想通りの利上げを実施)
・🇺🇸経済指標の不甲斐ない結果
ISM製造業景況指数:(結果:50.9 予想:52.2)インフレや利上げの影響により、新規受注が悪化。
JOLTS労働力調査:8月の求人数は1005万3000人と、2021年6月以来の低水準になった。
・🇺🇸長期金利の急低下
米10年債利回りが9/28に記録した3.84%から3.56%へ急低下。米ドル全面安となる。
・🇯🇵政府による為替介入実施への警戒発言
鈴木財務相:「必要に応じて断固たる措置を取る」
・🇰🇵の弾道ミサイルが日本上空を通過する事態(リスク回避の円買い圧力上昇)
・心理的節目である144円を割った事による仕掛け的なドル売り・円買い
これらが下落材料となりドル円は週中に143.52円を記録しました。9/26以来の安値圏への突入です。
しかし週中から週末にかけてドル円は反発。
・🇳🇿中銀の大幅利上げ
🇦🇺中銀が予想を下回る利上げを発表。これにより翌日発表される🇳🇿中銀も小幅利上げとなる事が予想されていたが、結果は大幅利上げ。これにより市場参加者は世界的な金融引き締めのピークアウト期待を後退させる動きを見せる。
・FRB当局者のタカ派発言
サンフランシスコ連銀デイリー総裁:「インフレ抑制に向け断固として利上げを継続する」
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:「積極的な利上げを一時停止するのはかなり先」
FRBクック理事:「持続的なインフレがFEDの急速な利上げを正当化する」
・🇺🇸ISM非製造業景況指数が好結果
結果:56.7 予想:56.0 前回:56.9)
・🇺🇸長期金利の反転上昇
米10年債利回りは3.56%から3.90%へ急上昇
・🇺🇸雇用統計が好結果
非農業部門雇用者数の予想が上回っただけでなく、失業率が予想以上に低下している。平均時給も予想通りで問題なし。他国が経済危機に苦しんでいる中、アメリカは力強さを示す。
これらが反発上昇の要因となりドル円は週末にかけて145.46円まで上昇します。
◆今週(10/10 - 10/14)のドル円相場の予想◆
リアルタイムに近づけるため、しばらくはディスコードにて共有させていただきます。本日もドル円のアップサイドリスクに注意していきましょう。
詳しくはディスコードにて!!
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