[2023.4.5]2月のJOLT雇用動態調査の悪化によりドル円再び下落トレンド突入!
② 🇺🇸2月のJOLT雇用動態調査が悪化。米長期金利も大きく低下。
③ テクニカル観点では主要レジスタンスラインを下抜け。売りシグナルが強まる状況。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の振り返り
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の様子
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸2月製造業受注
[前月比]
結果:-0.7%🔻 予想:-0.5% 前回:-1.6% 前回改定値:-2.1%
米商務省センサス局が全米の製造業の受注額を調査した指標。出荷、在庫、新規受注、受注残高から構成される。大型案件などによるブレが大きいこともあり、非国防資本財(航空機除く)が注目される傾向がみられる。GDPの重要な構成要素である設備投資の先行指標として認識されている。
・🇺🇸2月耐久財受注
[前月比]
結果:-1.0% 予想:-1.0% 前回:-1.0%
[コア・前月比]
結果:-0.1%🔻 予想:0.0% 前回:0.0%
耐久年数が3年以上あると定義された自動車や家具などの耐久財の新規受注額を、米商務省経済分析局が米国内の製造業約4000社を対象に集計した指標。受注あたりの金額が大きいこともあり、月ごとのブレが大きくなる航空機を除いた非国防資本財の受注は、民間設備投資の先行指標として注目される。
・🇺🇸2月JOLT雇用動態調査
結果:993.1万件 予想:1040.0万件 前回:1082.4万件
JOLTS は、米労働省が発表する労働需要の動向を示す指標です。 雇用統計が労働者側から見た統計であるのに対し、この指標は雇用主から見た統計。調査対象は16,000の事業所となっています。 産業別に、求人数、採用数、退職者数、レイオフ・解雇者数など労働者の動態を調査したもの
◆昨日のドル円相場の振り返り◆
4日(火)のドル円は米国時間に急反落。トレンド転換の大きな分岐点となりました。

先週末に発表されたOPECおよびOPECプラスにおける本年度5月から年末にかけての追加減産。この一件により導かれたリスク選好のドル高はドル円を上昇。この動きは昨日の日本時間でも健在でした。
米金利も同時に上昇した事に伴いドル買い圧力は上昇。ドル円は米国時間朝方には133.16円を記録しました。
しかしこの日に発表された米経済指標の悪化を確認するとドル円は急落。米金利も大きく低下しました。

FF金利が高値圏に存在する現在、高インフレを維持する為の雇用の悪化は市場に大きなインパクトを与えました。この数値に市場参加者(ロング勢)では大規模ロスカットが発生。ドル円は131.52円まで値を落としました。
◆今日のチェック項目◆
・米MBA住宅ローン申請指数
・米3月ADP雇用統計
・米2月貿易収支
・米3月非製造業・総合PMI
・米3月ISM非製造業景況指数
◆本日のドル円相場の様子◆
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