【週報】先週(10/31 - 11/4)の振り返りと今週(11/7 - 11/11)の戦略

❶ FOMC結果後のハイボラリティにドル円は145円半ばから148円台半ばまで3円を上下に動く。
❷ 雇用統計の結果は悪くないものの、ドル円は大きく下落。
❸ ドル円チャートは、主要なサポートラインを下抜け。買いシグナルが消失してしまい地合は悪化。
❹ 米国のドル高許容スタンスは変わらず。日本においても貿易赤字などのドル買い需要減らず。
YS@Investor and Trader 2022.11.07
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***

目次

  • 先週(10/31 - 11/4)の振り返り

  • 今週(11/7 - 11/11)の予想

***

◆先週(10/31 - 11/4)の振り返り◆

今週のドル円は🇺🇸WSJニック記者のタカ派発言により上昇で始まりました。

🇺🇸WSJニック記者:「米FRBのターミナルレートが予想よりも高くなる可能性がある」

他にも

・米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇

・2日後のFOMCを控えたポジション調整

これらが支援材料となりドル円は週明け早々に148.86円を記録しました。しかしその後下落。

要因としては

・🇬🇧中銀ベイリー総裁のインフレと利上げ、経済動向に対する弱気発言

🇦🇺中銀、🇨🇦中銀は利上げ幅を縮小。各国の利上げペース鈍化が観測される中、🇬🇧までも仲間入りを果たした事で安全資産の需要が高まる。

・米経済指標の冴えない結果

(10月のシカゴ購買部協会景気指数や各連銀の製造業指数が冴えない結果を発表)

・黒田総裁のまさかのタカ派発言

「物価安定目標(2%)の実現が見通せるような状況になったときには、イールドカーブコントロールの柔軟化が一つのオプションとしてあり得る」

迎えた2日のFOMCでは、

・FOMC声明文にハト派文言追加

「目標レンジの将来の引き上げペースを決定する際、委員会は金融政策の引き締めの累積、金融政策が経済活動やインフレに影響を与えるラグ、経済・金融情勢を考慮する。」
In determining the pace of future increases in the target range, the Committee will take into account the cumulative tightening of monetary policy, the lags with which monetary policy affects economic activity and inflation, and economic and financial developments.

・パウエル議長のハト派発言

「しばらくの間、制限的な政策スタンスが必要になるだろう」「利上げ減速の時期は早ければ次回会合となる可能性がある」

これらが重石となり、ドル円パウエル議長の公演中に145.68円まで急落しました。

しかしその後の公演並びに記者会見にて、パウエル議長のタカ派発言が目立った事でドル円がV字回復。

「最終的な金利水準は従来の想定よりも高くなった」「利上げ停止を考えるのは非常に時期尚早」

米金利も上昇に転じた事でドル買い圧力が上昇。

米10年債利回りは3.92%から4.21%まで急上昇

この動きに、短期筋のショートカバー、キャリートレードが集中した事で、ドル円は148円38円まで反発しました。

しかし週末の雇用統計において、

雇用統計の数字は問題ないものの、その中身(パートタイマーの需要が拡大しており、正社員雇用は下落傾向にあることが分かる)に嫌気が刺されドル円は下落。

・FOMCで膨れ上がったポジションの調整

・短期筋のロスカット

これらが重責となり、ドル円は146円台後半に落ち着く運びとなりました。

***

◆今週(11/7 - 11/11)のドル円相場の予想◆

ドル円は10/21に記録した約32年ぶり高値151.95(1990年7月以来の高値圏)をトップに反落に転じると、10/27に約3週間ぶり安値となる145.11まで急落しました。今週は一時148円台半ばを回復する場面も見られましたが、週末にかけて再び146円台へと押し返されるなど、

ドル円は上値の重い展開が続いています。チャートを見るとローソク足は主要ポイントを全て下抜け。

・ローソク足が一目均衡表の転換線、基準線を下抜け

・21日移動平均線を下抜け

・バンドウォークの崩壊

テクニカル的に見て、地合いは悪化しています。

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