[2023.5.5]ドル円下げ基調。米地銀のパックウェストに続きウェスタンアライアンス他も身売り報道。
➡︎週報ではテクニカル分析とファンダメンタル分析の両面からアプローチ!
➡︎日報はファンダメンタル分析を中心にドル円の流れを物語形式にお伝えしています!
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の見通し
◆昨日のチェック項目◆
・ECB理事会
➡︎ECB理事会は25bpの利上げを決定し、利上げ幅を縮小するも現状金利維持は訴えず。
➡︎欧州債券利回りが全体的に低下(特にドイツ、フランス、スペイン、オーストリア)しユーロ売り圧力が上昇
・3月貿易収支
結果:-642億ドル 予想:-640億ドル 前回:-705億ドル 前回改定値:-706億ドル
・1ー3月期非農業部門労働生産性速報値
非農業部門労働生産性(前期比)
結果:-2.7% 予想:0.2% 前回:1.7%
単位労働費用(前期比)
結果:6.3% 予想:3.6% 前回:3.2%
・米新規失業保険申請件数
新規失業保険申請件数
結果:23.0万件 予想:24.9万件 前回:24.5万件 前回改定値:24.6万件
継続受給者数
結果:180.5万件 予想:186.9万件 前回:185.8万件 前回改定値:184.3万件
◆昨日のドル円相場の特徴◆
4日(木)のドル円も水曜日と同様に大幅続落となりました。

一昨日から下落したドル円は一旦勢いを落ち着かせ、昨日の日本時間は全体的に様子見の動きを示していました。
金曜日に予定されている雇用統計に向けての静かな調整といったところでしょうか?
アメリカは現在ブラックアウト期間の為、判断材料は市場ニュースと経済指標の結果に思惑が委ねられます。
この日の日本時間には目立った動きはなく、ドル円は静かなレンジ相場を形成しました。
欧州時間にはECB理事会が行われました。
結果は25bpの利上げ。前回に続き利上げ幅は縮小されたものの、ECBは現状金利の維持を示めさず、場合によっては利上げを引き続き行う旨を言及しました。
このスタンスは欧州各国の債券の買いを誘発。欧州債券利回りが全体的に低下します。(特にドイツ、フランス、スペイン、オーストリア)
この流れがユーロ売り圧力。ドル売りもこの流れに引っ張られます。
その後、米国時間に発表された経済指標が良好だった事で米長期金利が上昇した事によりドル円もショートカバーが働き上昇。一時134.88円を記録するも、金融システム不安が再熱した事で下落。
パックウエスト・バンコープが身売り報道。ウェスタン・アライアンス・バンコープも身売りの可能性があるとのヘッドラインが流れ米国金融機関の連鎖破綻が警戒された為、リスク回避の動きが強まる。
これによりドル円は133.51円まで急落しました。その後、報道否定がありドル円も反発したものの、動きは限定的でした。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸4月雇用統計
◆本日のドル円相場の見通し◆
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