[2022.12.22]ショートカバー弱し。一巡後に再び暴落か!?
❷ ドル円、2ヵ月で21.35円の下落。
❸ 日銀が出口戦略に踏み出した事でドル円の急上昇劇はまもなく終焉。
目次
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のチェック項目◆
・🇺🇸7ー9月期経常収支
(結果:-2171億ドル 前回:−2511億ドル 予想:−2220億ドル)
経常収支は、 ( 貿易収支 + サービス収支 + 第一次所得収支 + 第二次所得収支)で計算されます。海外との商品取引の収支だけでなく、海外旅行や投資、援助などトータルの収支を表す指標です。
(余談)どうして経済収支がマイナスでも大丈夫なの?と思った方は以下参照
・🇺🇸11月中古住宅販売件数
前月比(結果:-7.7% 前回:-5.9% 予想:-5.4%)
年率換算件数(結果:409万件 前回:443万件 予想:420万件)
中古住宅の販売件数を所有権の移転が完了した段階で、月ごとに集計した指標。商務省が販売成立時点での数字を集計する新築住宅販売に比べて1~2カ月の時差がある。(つまり先行指標です)米国では中古住宅の市場規模が新築住宅に比べてはるかに大きいことから、新築住宅販売件数よりも、市場の注目度が高い。(住宅の販売は、その後の家具・家電製品などの耐久財に対する家計の需要を誘うこともあり、景気に対して先行性が高い)
・🇺🇸12月コンファレンスボード消費者信頼感指数
(結果:108.3 前回:100.2 予想:101.0)
米国の経済団体や労働組合などで構成される民間の非営利調査機関(コンファレンスボード)が、消費者5000名にアンケートを取り、消費者のマインドを指数化したもの。(現状の消費マインドを知る参考指標です)同系統の指標としては、ミシガン大学消費者信頼感指数があります。ミシガン大学消費者信頼感指数よりも規模が大きな指標となります。
・🇺🇸20年債入札
最高落札利回りが3.935%と事前予想を1.3bp下回った状況。応札率は2.68と前回を若干上回った状況。
BID-TO-COVER RATIO 2.68
HIGH YIELD 3.935% VS 3.948% PRE-SALE WHEN-ISSUED YIELD.
SELLS $12 BLN
AWARDS 15.30% OF BIDS AT HIGH
PRIMARY DEALERS TAKE 8.69%
DIRECT 19.01%
Indirect 72.3%
◆昨日のドル円相場の特徴◆
21日(水)のドル円は暴落後のショートカバーが目立つ展開となりました。
昨日の日銀ショックを背景にドル円は日本時間からショートカバーを活かした上昇に転じました。ショートカバーの支援材料としては、以下3点を考えます。
・短期間で大きく下落した反動
・米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇
・ドルが安くなった事に伴う本邦輸入企業の実需のドル買い
これによりドル円は日本時間午後に132.36円まで上昇しました。欧州時間に入るとレンジの揉み合いが続くも、米国時間より再びドル円上昇。ドル買いの動きが活発化していきます。しかし心理的節目を超えていく強さは無く、132.30円前後を緩やかに推移する形でこの日を終えました。
◆今日のチェック項目◆
・🇺🇸7ー9月期GDP確報値
・🇺🇸11月シカゴ連銀全米活動指数
・🇺🇸新規失業保険申請件数
・🇺🇸11月景気先行指数
◆本日のドル円相場の予想◆
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