IMM通貨先物の円ショート取組高が先週に比べて大幅下落。しかし肝心の指標結果はボロボロ。(2022/8/15)
目次
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昨日のドル円相場の早見表
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昨日のチェック項目
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昨日のドル円相場の特徴
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今日のチェック項目
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本日のドル円相場の予想
◆昨日のドル円相場の早見表◆
✅ 🇯🇵2QのGDP冴えない結果。🇺🇸NY連銀製造業指数も不冴いない結果となり、ドル円一時132.56円まで急落。
✅ 🇺🇸株価指数の持ち直しにより、長期金利が反転。ドル円も133円台を再び戻す。
✅ 原油価格並びにガソリン価格が連日下落傾向。
✅ ショーターにとっては売りポジションが悩みの種。新たなドル買い・円売り材料がここに来て浮上?
◆昨日のドル円相場の特徴◆
週明け15日のドル円は下落後に中長期の上昇トレンドに従う様な動きを見せました。

東京時間の朝方、ドル円はこの日の高値133.60円を記録するも、上値は重い状態です。
🇯🇵2QのGDP発表前に備えて様子見する様な動き方を見せました。結果は市場予想を下回るものでした。
🇯🇵4ー6月期の実質GDP速報値(結果:+2.2% 予想:+2.6%、前回:+0.1% 前期比年率)
加えて🇨🇳の主要経済指数の冴えない結果
小売売上高:(前年比:+2.7% 予想:+4.9%)
鉱工業生産:(前年比:+3.8% 予想:4.3%)
固定投資:(前年同期比:+5.7% 予想:+6.2%)
ドル円は上値が重い状況を突破できませんでした。
🇪🇺欧州時間には、
WTI原油先物価格が急落。約6ヵ月半ぶり安値圏に突入しました。

また🇩🇪では、7月の卸売物価指数が2020年10月以来の大幅低下
(結果:▲0.4% 前回:+0.1% 前月比)
これにより🇩🇪10年債利回りが低下。(ドイツのインフレ懸念が後退した事により🇩🇪債権購入の流れ)
🇺🇸米国時間においては、
8月のニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回る急低下
(結果:▲31.3 予想:5.0 前回:11.1)
これらの事からリスク回避の円買い圧力が上昇し、🇺🇸米国時間朝方にかけて、ドル円は安値132.56円まで急落しました。
しかし、売り一巡後に下げ渋ると、🇺🇸主要株価指数の持ち直しと米金利上昇に伴うドル買い圧力の上昇によりドル円は133円前半まで持ち直しました。