[2023.4.4]ISM製造業景況指数の悪化でドル円高値からトレンド転換レベルの急落。

① この日のドル円は日本時間に高値133.74円を記録するも米国時間に132.21円まで下落。
② 🇺🇸3月の製造業PMI、ISM製造業景況指数が悪化。米長期金利も大きく低下。
③ テクニカル面は三役逆転が再点灯。ファンダメンタルはドル円下落の材料根強く残る。
YS@Investor and Trader 2023.04.04
誰でも

目次

  • 昨日のチェック項目

  • 昨日のドル円相場の特徴

  • 今日のチェック項目

  • 本日のドル円相場の見通し

***

◆昨日のチェック項目◆

・🇺🇸3月PMI(購買担当者景気指数) 

[製造業PMI(確報値)]

結果:49.2 予想:49.3 前回:49.3

[非製造業PMI(確報値)]

結果 --- 予想:53.8 前回:53.8

[コンポジットPMI(確報値)]

結果 --- 予想:53.3 前回:53.3

・🇺🇸3月ISM製造業景気指数

結果:46.3 予想:47.6 前回:47.7

***

◆昨日のドル円相場の特徴◆

3日(月)のドル円は高値圏からの急落劇となりました。

年度末要因が継続する形で始まった週明け金融市場は株式市場も堅調に推移しました。

➡︎日経平均株価をはじめアジア株式市場は堅調推移。リスク選好の円売り圧力が日本時間午前より強まります。

また週末(4/2)にOPECおよびOPECプラスの7カ国が、5月から年末までの追加減産を表明した事により原油先物価格が急上昇しました。

これにより各国インフレ懸念が再浮上した事により有事のドル買い意識が強まります。米金利も上昇した為ドル買い圧力は強まりました。

またこの日発表された日銀短観によると、大企業・製造業の業況判断DIがプラス1を更新。5四半期連続悪化という結果になり円売りを誘発します。(2020年12月以来の低水準)

上記の事からドル円は東京時間朝方から夕方にかけて上昇。133.74円を記録しました。

しかしその後、米国時間に入ると景色は一変します。

この日発表された経済指標(3月PMI、ISM製造業景気指数)が悪化しました。それに伴い米金利が低下。年度末要因における上昇の反発も絡んだ事でドル円は高値から一気に下落。132.21円まで値を落としました。

***

◆今日のチェック項目◆

・🇺🇸2月製造業受注

・🇺🇸2月耐久財受注

・🇺🇸2月JOLT雇用動態調査

***

◆本日のドル円相場の見通し◆

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